2015年5月3日日曜日

子供の頃の夢






私の将来の夢はCAでした。

小さい頃に父親のもとへと家族で向かうために乗った成田→ジャカルタの飛行機。
幼い私や赤ん坊だった弟が少しでも空の上で退屈しないように一生懸命遊んでくれたCAのお姉さん、海外赴任の父親のところに向かう飛行機は、やっとあえる父親への想いを乗せた夢の乗り物で、そこへ運んでくれるお姉さんたちはまるで天使のようにきらきらしてた。何度か飛行機に乗るたびに憧れが強まった。

中学3年生の頃、進路相談のときだったかなぁ。
ふとした別の瞬間だったかなぁ。
当時の自分の担任に、ふざけながら
『さめしま〜、スチュワーデスって女じゃないとなれないんだぞ』と言われて、
当時、部活ばっかりだった私は、好きな人とかいた訳じゃないし、自分が女だって事ももちろん意識した事もなく(刈り上げショートカットだったし)
尻込みしてしまい、今まで何年も何年も思い、恋いこがれていたスチュワーデスの仕事を、あっ、私には全然無理だわ。とその日から簡単にあきらめてしまった。

海外赴任がちだった父親から近いところな仕事な気がして思い続けてきたわりに、
あっけなく初めて抱いた私の将来の夢は打ち砕かれた。
勝手に自滅しただけとも言いますが。。。

そこから巡り巡って写真の仕事をする事になって。
それからずいぶん時がたったけれど

本当に嬉しい事に空の上の時間を過ごすお供。な、お仕事をやらせていただきました。
別の形だけど、子供の頃に抱いていたものが少しだけ形になった気がして嬉しかったです。JAL 機内誌  SKYWARD5月号 表紙と、植物の力宿る島、の特集の撮影をさせていただきました。3月のハワイはきれいで優しい光に包まれていました。
GWなどでお出かけの際、是非手に取る機会がありましたら、よろしくお願いします。