2017年11月19日日曜日

日常と非日常

色々と書かないことに慣れてしまってあっという間に時が経ってしまいました。

まずは写真展にお越しいただいた方々、どうもありがとうございました。
お会いできた方も、残念ですがお会いできなかった方も、
本当にありがとうございました。
励ましの言葉、激励の言葉、色々と感想などもありがとうございました。
かけていただいた言葉を大切にしながら、次もまた展示ができるように
前に進んでいきたいと思います。展示中はとても幸せな気分でした。
展示ができる喜び、久しぶりに会えた方々とのおしゃべり。
こんな瞬間をまた目標に頑張ります。

最近『パターソン』というジムジャームッシュの映画を観ました。
私はジムジャームッシュの大ファンとかそういうのではなく、
代表的な数本しか観たことないし、実はいうと本当は、
同じ夏の終わり頃から公開しているエミールクストリッツァの
『オンザミルキーロード』を観るつもりでいたのだけれども
あ!!と思い立った日がちょうど関東近郊で上映されていなくって。
こないだ事務所のフォトグラファーと最近観たいなと思っている映画の話をしていて、彼はパターソンのことを話していたのに私が勝手にオンザミルキーロードの話かと思い、食い違った時に初めて、ジムジャームッシュも新しいのしていたのね!!ということになったのを思い出し、パターソン観に行こう!ってなり、観に行ってきたのですが、、、。
すごく心地の良い気分になり、今のタイミングで観れてよかったなと思った。あ、少し寝た部分もあり、それも含めて最高でした。といえるそんな映画でした。平凡だけど愛おしい日常。を、私は大事にしているだろうか?今年は出張が多かった。日常から解放され、まだ見ぬ景色、知らないことに興奮し、心躍らせ、街をさまよい、シャッターをきり、そんな日々だったと思う。湧き上がってくる、そわそわわくわくが止まらないこの気持ちと
あまり気がつけていない日々の愛くるしい日常、どちらも同じくらい幸福な時間のはずなのに。同じくらい日常を愛おしく感じ取れるよう、敏感に生きないといけないな。
せっかく綺麗な鋭い青い光の季節がやってきたのだから、
もう少しだけ目の前も楽しみたい。とおもったそんな映画で、
なんだか優しい気分になりました。

それでも先日まで行っていたベルリンや東ドイツがとっても素敵だったので。
少しだけ写真を。













どうしてだろう。
西側寄り俄然私は東欧が好きだ。
東欧の建物の美しさ、なんとも言えないフォルム、デザインなどたまらない。
なんて言いつつも、一度ベルリンを離れ、ドイツの東側の都市をめぐってまたベルリンに帰ってきた時、東ドイツの建物だいぶわかってきた!なんて思って、ベルリン市内で、コーディネーターさんに、あの建物素敵ですね!東側ですか?なんて何回も間違った質問をしていた。。。とにかく東西関係なくドイツは素敵な建物に溢れていた。ということは確かだ。。。泊まったホテルも古い建物のホテルで、夜にはどんな人たちがここで夜を過ごしたんだろうと想像するのも楽しかったな。
アジア偏愛、少し変わりそうなそんな予感。
愛すべきベルリンにも近日中にまた訪れたいと思ったのでした。

日常をもっと大事にすると固く誓いつつ、やっぱり旅の予定立てたくなるそんなモヤモヤ日曜日です。